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風の森(かぜのもり)油長酒造株式会社

醸造元
油長酒造株式会社
醸造元所在地
奈良県御所市本町1160
杜氏
H22BY~松澤一馬(社員杜氏)
~H21BY岡田隆博(但馬杜氏)
仕込水
金剛葛城山系深層地下水 硬度214mg/l(硬水)
概要
風の森(かぜのもり)の沿革やポリシー

 1719年(享保4年)創業。主要銘柄は風の森(かぜのもり)、鷹長(たかちょう)。風の森の銘柄の由来は、御所市の南部にある風の森峠から。その峠の側で契約栽培の秋津穂が実る。

 仕込み水は高度214mg/Lという硬水で、敷地内の三本の井戸より汲み上げている。

 通常、搾りの時期だけで楽しまれてきた生酒だが、風の森は年間を通してしぼったままの生酒で出荷される。また、笊籬採り(いかきどり)や氷結採りなど搾りにも特徴があり、タンクメーカーと共同開発をして現代でしか味わえない酒を醸している。

風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」ALPHAtype4氷結採り

風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」ALPHAtype4氷結採り風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」ALPHAtype4氷結採りラベル

 ラベルは白色基調で、背景に金剛葛城山系原生林が描かれています。右下に銘柄の「風の森」、左下にタイトルの「ALPHA」、最下部にアルファベットで醸造元情報が書かれています。

 上立ち香は、心地よく華やかにマスカットのように香ります。この時点ですでに高級酒の雰囲気が、バリバリ伝わって来ます。7号酵母ということですが、いい香りが出ています。

 含むと、風の森らしいシュワっと来る炭酸の当たりから、徐々に見えてくる粘性すら感じるかのような純度の高い甘味。おおお、いいなぁ、この安心感のある甘味。これまでも風の森は大好きなので、よく飲んできました。その時は火入れってどんな感じなんだろう?と、必ず落ち着いた雰囲気も想像し、意識はそちらに飛んでしまったものですが、この安心感のある甘味は、このまま、この瞬間からの時間軸だけで満足できそう。

 もう一度注意深く含む。何と言う爽快感。想像できますでしょうか?。粘性すら感じるにも関わらず、同時に爽やかな風を運んでくれる。それはまるで、真っ白なワンピースを着た少女が、風に飛ばされないように麦わら帽子を押さえているような光景。

製造年月:28/01

感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ

 同封されていた商品紹介は、

ALPHA 風の森 TYPE4 へようこそ
氷結採り® 独自開発の革新的な日本酒分離技術。
発酵タンク以外のいかなる装置(搾り機、遠心分離機、濾布など)も使用せず無酸素、無加圧状態で、もろみを日本酒と酒粕に分離する事に成功しました。これは奈良 菩提山正暦寺における日本清酒発祥以来500余年で初の試みとなるものです。
これにより通常、日本酒を搾る工程でもろみが接触していた、酸素や濾布、金属、樹脂などと一切接触する事が無くなりました。その為、氷結採り®によって分離されたお酒は、もろみの液体部分の成分と全く同一のものとなり、圧倒的な透明感で、まさに無垢にして上質な日本酒を味わう事ができるのです。
氷結採り®のメカニズム。
独自設計の発酵タンク内(無酸素状態)で、微生物の働きをコントロールしもろみの固体と液体部分の比重差を利用し分離します。
タンク内で、もろみの比重が重い部分は底に沈殿し、これが酒粕となり、比重が軽い部分は上澄みとなり、これが日本酒となります。

 とあります。新開発されたというタンクを見てみたいものです。

風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」ALPHAtype4氷結採り データ

使用米 奈良県産秋津穂22%精米
使用酵母 協会7号酵母
もろみ日数 32日
アルコール度 16度
容量 720ml
容量・価格 5,000円(税別)

風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」ALPHAtype4氷結採りに関するリンク

2016/04/30 風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」ALPHAtype4氷結採り(日本酒ブログ)

風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」山田錦笊籬採り

風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」山田錦笊籬採り風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」山田錦笊籬採りラベル

 ラベルは白色にエンジ色基調で、背景に金剛葛城山系原生林が描かれています。センターに銘柄の「風の森」、下にアルファベットで「Kaze no Mori」とルビがふってあります。右に特徴の「無濾過無加水」、右外に使用米の「山田錦」、特定名称の「純米大吟醸」。左に原材料などのデータと醸造元情報。左下に製造年月。封印の肩貼りとして搾りの特徴「笊籬採り」が金の箔で書かれています。

 笊籬採り(いかきどり)の笊籬とは、竹で編んだ笊(ざる)のことで、ざるのようなスクリーンを沈めることで、もろみと清酒を分離する方法だそうです。

 上立ち香は、穏やかながら心地よく、マスカットのように香ります。甘味を伴うかのような濃いイメージの香り。これまでの三本にあった麹様の香りは含まれていません。でもM310ではないな。……たぶん。

 含むと、これまた何とも濃密な甘味が、膨らむ!膨らむ!!。甘味がガス感と酸に負けていないので、ジュース感覚で喉を通ります。ネガティブに感じるような雑味がなく、心地よくジューシーな旨みがひとかたまりにまとまっています。

製造年月:16/11

感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ

風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」山田錦笊籬採り データ

使用米 山田錦45%精米
使用酵母 協会7号酵母
もろみ日数 32日
アルコール度 17度
容量 720ml
容量・価格 2,800円(税別)

風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」山田錦笊籬採りに関するリンク

2016/12/吉日 風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」山田錦笊籬採り(日本酒ブログ)

風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」秋津穂しぼり華

風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」秋津穂しぼり華風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」秋津穂しぼり華2016ラベル風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」秋津穂しぼり華2004ラベル

 ラベルは黄緑色基調で、背景に金剛葛城山系原生林が描かれています。センターに銘柄の「風の森」、その下にアルファベットで「Kaze no Mori」とルビがふってあります。右に特徴の「無濾過無加水」、右外に使用米の「秋津穂」、特定名称の「純米大吟醸」。左に原材料などのデータと醸造元情報。左下に製造年月が書かれています。肩貼りで特定名称の「純米大吟醸」と「しぼり華」。

 下のラベル画像が2004年のものです。現在と比べると、無濾過無加水の文字色が違います。また、右の使用米、下の英語表記がなく、左に鷹長の銘柄も表記されています。

 上立ち香は明確にバナナの様に香ります。やや生生しく麹ばなのようでもある。

 含むと、これこれ!待ってましたシュワ甘!。香りとつながる甘味と言うキーワードは一緒ではあるが、香りのイメージが異なるため今回はバナナジュース♪。

 今では四季醸造の蔵もあるが、生生のこの時期ならではの感覚は短い時期を表現しているかのように儚(はかな)い。「うぶ」と言うか中性的なイメージもある。

 後半は適度に伸びを見せつつも、いい感じにまとまっています。旨いっす。

製造年月:16/11

感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ

風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」秋津穂しぼり華 データ

使用米 奈良県産秋津穂50%精米
使用酵母 協会7号酵母
日本酒度 +3.5
酸度 1.9
もろみ日数 36日
アルコール度 17度
容量・価格 720ml・1,500円(税別)
容量・価格 1.8L・3,000円(税別)

風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」秋津穂しぼり華に関するリンク

2016/12/24 風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」秋津穂しぼり華2016BY(日本酒ブログ)

2014/07/05 風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」秋津穂しぼり華25BY(日本酒ブログ)

2013/11/11 風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」秋津穂しぼり華24BY(日本酒ブログ)

2004/10/06 風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」秋津穂しぼり華15BY(日本酒ブログ)

風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」キヌヒカリ笊籬採り

風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」キヌヒカリ笊籬採り
風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」キヌヒカリ笊籬採り

 ラベルはオレンジ色基調で、背景に金剛葛城山系原生林が描かれています。センターにブルーの箔で銘柄の「風の森」、右に特徴の「無濾過無加水」、右外に使用米と特定名称の「キヌヒカリ」、「純米大吟醸」。左に原材料などのデータと醸造元情報。肩貼りで特定名称の「純米大吟醸」としぼりの特徴「笊籬採り」。

 開栓直後です。いつもの一合蛇の目猪口に、八分目まで注ぎます。直後は細かい気泡が舞い濁って見えるほどですが、落ち着くと気泡はまわりにびっしりとついていますが、綺麗に澄んでいます。

 上立ち香は、穏やかながら心地よくマスカットを思わせるように香ります。本当に7号系?、イイ感じに香るのは商品紹介の中にある「香気成分を揮散させず…」の恩恵でしょうか。

 含むと、ファーストアタックで細かい炭酸が口中を刺激するが、少し収まると甘味がじわじわと出てきます。いいなぁ、このガス感と甘味のコンビネーション。これぞ風の森マジック!。後半も完全に消えたわけではないガス感が、爽やかさをも演出しながら収束へと向かいます。

 開栓後一週間が経過しました。気泡が舞うほどではなくなりましたが、内面にはびっしりついています。

 そして注意深く含む。幾分穏やかになった炭酸の刺激。その隙間からこぼれでてくる甘味は、開栓直後より幾分わかりやすくなりました。なるほど~笊籬採り!。篩(ふるい)から出てきた繊細な甘みは、何とも可愛らしい。風の森でしか味わえないオンリーワン。旨いっす。

製造年月:2018/02

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風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」キヌヒカリ笊籬採り データ

使用米 奈良県産キヌヒカリ45%精米
使用酵母 協会7号酵母
アルコール度 16度
容量・価格 720ml
価格 1,750円(税別)

風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」キヌヒカリ笊籬採りに関するリンク

2018/07/06 風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」キヌヒカリ笊籬採り(日本酒ブログ)

風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」キヌヒカリしぼり華

風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」キヌヒカリしぼり華風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」キヌヒカリしぼり華ラベル

 ラベルはオレンジ色基調で、背景に金剛葛城山系原生林が描かれています。センターにブルーの箔で銘柄の「風の森」、右に特徴の「無濾過無加水」、左に原材料などのデータと醸造元情報。肩貼りで特定名称の「純米大吟醸」と「しぼり華」。

 まずは程よく色づく山吹色に目が行きます。

 上立ち香はバニラのように優しく香る。

 含むと、ラムネ様のフレッシュな香りが鼻に抜けると同時に完熟バナナを思わせるような甘味が「ぶわっ」っと膨らみます。メリハリのある程好い甘さながら、どこか安心感を感じさせるところは下支えしているかのような酸によるものか?。旨いっす。

 以前いただいたアキツホ米のお酒も旨かったが、このお酒も素晴らしいコストパホーマンスです。

製造年月:08/12

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※由紀の酒パフォーマンス部門 Best of the year 2009

風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」キヌヒカリしぼり華 データ

使用米 奈良県産キヌヒカリ45%精米
使用酵母 協会7号酵母
日本酒度 -2.5
酸度 1.8
アルコール度 17度
容量・価格 720ml・1,450円(税別)
容量・価格 1.8L・2,900円(税別)

風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」キヌヒカリしぼり華に関するリンク

2009/01/29 風の森(かぜのもり)「純米大吟醸」キヌヒカリしぼり華(日本酒ブログ)

風の森(かぜのもり)「純米吟醸」山田錦しぼり華

風の森(かぜのもり)「純米吟醸」山田錦しぼり華
風の森(かぜのもり)「純米吟醸」山田錦しぼり華ラベル

 ラベルは白のグランドにモカ茶で金剛葛城山系原生林が描かれています。センターに銘柄の「風の森」、右に特徴の「無濾過無加水」、右外に使用米と特定名称の「山田錦」、「純米吟醸」。左に原材料などのデータと醸造元情報。肩貼りで特定名称の「純米吟醸」と「しぼり華」。

 上立ち香は、穏やかながら心地よく、白桃を思わせるように香ります。開栓直後はマスカットでしたが、少しだけ印象が変わりました。

 含むと、…、やはり探してしまう発砲感。僅かなそれを見つけ安堵とともに、旨味を味わう。裏ラベルにはシリーズもっともドライな設計とあるが、収まったガス感も影響してか十分な甘み。終始ひと塊となって、つるりと流れて収束。

 もう一度注意深く含む。先日紹介した秋津穂真中採りも、開栓後の時間経過での安定感に驚いたが、それに輪をかけて崩れない。コチっとした枠のトンネルの向こうには、綺麗な梅の花。旨いっす。

製造年月:2018/10

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風の森(かぜのもり)「純米吟醸」山田錦しぼり華 データ

使用米 兵庫県産山田錦60%精米
使用酵母 協会7号酵母
アルコール度 16度
容量 720ml
価格 1,500円(税別)

風の森(かぜのもり)「純米吟醸」山田錦しぼり華に関するリンク

2019/02/27 風の森(かぜのもり)「純米吟醸」山田錦しぼり華(日本酒ブログ)

風の森(かぜのもり)「純米吟醸」雄町しぼり華

風の森(かぜのもり)「純米吟醸」雄町しぼり華
風の森(かぜのもり)「純米吟醸」雄町しぼり華ラベル

 ラベルはブルー基調で、背景に金剛葛城山系原生林が描かれています。センターに銘柄の「風の森」、右に特徴の「無濾過無加水」、右外に使用米と特定名称の「岡山県産雄町」、「純米吟醸」。左に原材料などのデータと醸造元情報。肩貼りで特定名称の「純米吟醸」と「しぼり華」。

 上立ち香は、穏やかながら心地よくメロンを思わせるように香ります。おっ、確かにこれ含んだら青りんご系になりそう♪。すでに心踊らされています。

 含むと、…、なるほど~じゅわっとジューシーな甘み。炭酸で幾分消されているが、それがまた爽快感のある甘味になっているので、これまたメロンソーダを彷彿とさせてます。後半もガス感の力も借りて軽快に引き上げていきます。

 もう一度注意深く含む。うまいなぁ、この溶け込んだ細やかな炭酸の刺激と癖になる甘味。これは、ニラだ!。硫黄化合物の一種、アリシンからくる独特の香りと刺激は癖になります。旨いっす。

製造年月:2018/02

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風の森(かぜのもり)「純米吟醸」雄町しぼり華 データ

使用米 岡山県産雄町60%精米
使用酵母 協会7号酵母
アルコール度 17度
容量 720ml
価格 1,500円(税別)

風の森(かぜのもり)「純米吟醸」雄町しぼり華に関するリンク

2018/07/23 風の森(かぜのもり)「純米吟醸」雄町しぼり華(日本酒ブログ)

風の森(かぜのもり)「純米」愛山しぼり華

風の森(かぜのもり)「純米」愛山しぼり華
風の森(かぜのもり)「純米」愛山しぼり華ラベル

 ラベルはパープルブルー基調で、背景に金剛葛城山系原生林が描かれています。センターに金の箔で銘柄の「風の森」、右に特徴の「無濾過無加水」、右外に使用米と特定名称の「兵庫県産愛山」、「純米」。左に原材料などのデータと醸造元情報。肩貼りで特定名称の「純米」と「しぼり華」。

 上立ち香は、穏やかながら心地よく白桃を思わせるように香ります。ヘッドスペースができてからはバナナも感じられるようになりました。いい雰囲気の香りで、麹や糠の香りは含まれていません。

 含むと、風の森らしいピチピチとした炭酸のファーストアタックの隙間から、ふつふつと出てくる甘味酸味もほのかに感じるが、ジューシーさに華を添えている程度。後半は綺麗にぬぐいさられ、消えていきます。80%精米?嘘だぁ~♪。

 もう一度注意深く含む。プチプチ炭酸、プルプル甘味の一連の流れ。それはまるでタピオカメロンソーダの中に入っていて、口中をブルンブルンさせているよう。まいりました、旨いっす。

製造年月:2018/03

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風の森(かぜのもり)「純米」愛山しぼり華 データ

使用米 兵庫県加東市特A地区産愛山80%精米
使用酵母 協会7号酵母
アルコール度 17度
容量 720ml
価格 1,400円(税別)

風の森(かぜのもり)「純米」愛山しぼり華に関するリンク

2018/07/13 風の森(かぜのもり)「純米」愛山しぼり華(日本酒ブログ)

風の森(かぜのもり)「純米」秋津穂笊籬採り

風の森(かぜのもり)「純米」秋津穂笊籬採り風の森(かぜのもり)「純米」秋津穂笊籬採りラベル

 ラベルは乳白色基調で、背景に金剛葛城山系原生林が描かれています。センターに銘柄の「風の森」、その下にアルファベットで「Kaze no Mori」とルビがふってあります。右に特徴の「無濾過無加水」、右外に使用米の「秋津穂」、特定名称の「純米」。左に原材料などのデータと醸造元情報。左下に製造年月が書かれています。封印の肩貼りとして搾りの特徴「笊籬採り」が金の箔で書かれています。

 上立ち香は、開栓したての濃いイメージのアルコールの揮発感から、徐々にマスカットに変わっていきます。ほんのり麹も混ざる。

 含むと、何とも濃密。甘味が牽引役となり、ガス感と酸を従え流れ込んできます。これだけのボリュームを見せるも、雑味がまったく感じられない。ジューシーだなぁ♪。何と言うまとまり。

 もう一度注意深く含む。なるほど濃いのに透明感と言うイメージがわかります。それはまるで、ぶあつい手吹きガラスを通して見る景色のよう。美しい透明感ながら微妙な歪みは、甘味が場面を揺らしています。旨いっす。

製造年月:16/09

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風の森(かぜのもり)「純米」秋津穂笊籬採り データ

使用米 奈良県産秋津穂65%精米
使用酵母 協会7号酵母
アルコール度 17度
容量 720ml
価格 1,350円(税別)

風の森(かぜのもり)「純米」秋津穂笊籬採りに関するリンク

2016/12/30 風の森(かぜのもり)「純米」秋津穂笊籬採り(日本酒ブログ)

風の森(かぜのもり)「純米」秋津穂真中採り

風の森(かぜのもり)「純米」秋津穂真中採り
風の森(かぜのもり)「純米」秋津穂真中採りラベル

 ラベルは乳白色基調で、背景に金剛葛城山系原生林が描かれています。センターに銘柄の「風の森」、その下にアルファベットで「Kaze no Mori」とルビがふってあります。右に特徴の「無濾過無加水」、右外に使用米の「秋津穂」、特定名称の「純米」。左に原材料などのデータと醸造元情報。左下に製造年月が書かれています。封印の肩貼りとして搾りの特徴「真中採り」と書かれています。

 上立ち香は、穏やかながら心地よくバナナを思わせるように香ります。おおお、久しぶりのイソ系の香りが心地よい。

 含むと、…、開栓時より落ち着いたとは言え、ほんのりガス感。そして明らかに増した甘味、旨味。素晴らしいのは崩れたと思わせないコチっとしたまとまりのある旨味。後半はほのかな酸でさらに引き締め収束。ガス少なくなってもいいじゃん♪。

 もう一度注意深く含む。何だろう?この整合性。風の森と言えば、こう来てこう!と言った感じ。ぶれてないっすね~。もちろんそれがわかりやすいのは、開栓仕立てだが、開栓後に少々ガス感が消えてもしばらく維持される世界観。旨いっす。

製造年月:18/11

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風の森(かぜのもり)「純米」秋津穂真中採り データ

使用米 奈良県産秋津穂65%精米
使用酵母 協会7号酵母
アルコール度 17度
容量 720ml
価格 1,250円(税別)

風の森(かぜのもり)「純米」秋津穂真中採りに関するリンク

2016/12/30 風の森(かぜのもり)「純米」秋津穂真中採り(日本酒ブログ)

風の森(かぜのもり)「純米」秋津穂しぼり華

風の森(かぜのもり)「純米」秋津穂しぼり華風の森(かぜのもり)「純米」秋津穂しぼり華ラベル

 ラベルは乳白色基調で、背景に金剛葛城山系原生林が描かれています。センターに銘柄の「風の森」、その下にアルファベットで「Kaze no Mori」とルビがふってあります。右に特徴の「無濾過無加水」、右外に使用米の「秋津穂」、特定名称の「純米」。左に原材料などのデータと醸造元情報。左下に製造年月が書かれています。封印の肩貼りで特定名称の「純米」と「しぼり華」。

 いつもの一合お猪口に、8分目まで注ぐ。風の森の代名詞でもある細かい気泡がついています。

 上立ち香は、結構明確に麹様の香り。何となく甘味すら感じられるような、いかにも旨そうな香りです。

 含むと、メリハリあるなぁ~。ガス感を伴う風の森らしいファーストアタックは、起伏のある甘味がせりあがってくるところから物語が始まります。結構冷えている状態も相まって、純米大吟醸との差は僅かとも思えるほど綺麗さも感じます。

 もう一度注意深く含む。場面変化とまでは行かないまでも確実にメリハリが増し、先ほどとは違う表情を見せる。

 展開がゆっくりなところは昔の純愛ドラマのよう。はらはらドキドキが無いわけではないが、意味の分からない展開はない分、安心して飲んでいられます。

 後半は、こうなったらいいのになぁと思う通りのハッピーエンドで、十分に堪能した甘味も引き上げていきます。画面には「fin」の文字。旨いっす。

製造年月:16/11

感想のつづき、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ

風の森(かぜのもり)「純米」秋津穂しぼり華 データ

使用米 奈良県産秋津穂65%精米
使用酵母 協会7号酵母
アルコール度 17度
容量・価格 720ml・1,050円(税別)
容量・価格 1.8L・2,090円(税別)

風の森(かぜのもり)「純米」秋津穂しぼり華に関するリンク

2016/12/吉日 風の森(かぜのもり)「純米」秋津穂しぼり華(日本酒ブログ)

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