由紀の酒YouTubeチャンネル、チャンネル登録お願いしますね~

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)株式会社萬乗醸造

醸造元
株式会社萬乗醸造
所在地
愛知県名古屋市緑区大高町西門田41
杜氏
佐藤彰洋
仕込水
愛知と長野の県境、標高1500m山の天然水
概要
醸し人九平次(かもしびとくへいじ)銘柄の由来やポリシー
醸し人九平次

 1647年、正保4年に創業。

 代々蔵元が九平次を名乗り継いでいく。九平次さんの息子さんが十平次とはならない。醸し人九平次は当代の久野九平治氏(写真一番右)が1997年に立ち上げたブランド。萬乗醸造としては他に「酒望子(さかぼうし)」「鯱誉(しゃちほまれ)」がある。高校の同級生で自動車関係のエンジニアであった佐藤彰洋氏を醸造責任者として迎え入れ、安価機械的大量生産の仕事から脱却。

 九平治氏が直接海外にプレゼンした時には、「お前の酒は手作りの味がする。」と好評になり、その後パリの3ツ星レストランのワインリストに採用される。

 現在は自社スタッフによる米作りも積極的に行っている。兵庫県西脇市黒田庄に自社田を取得し山田錦を栽培。岡山県赤磐市では雄町を栽培している。

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」彼の岸(ひのきし)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」彼の岸(ひのきし)醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」彼の岸(ひのきし)ラベル

 ラベルは白地のセンターに型押しで「○九」の醸し人九平次のロゴ、上に金の箔で銘柄の「醸し人九平次」、下にタイトルの「彼の岸」とビンテージの「2014」。非常にシンプルなものとなっています。

 上立ち香は、心地よい程度に華やかでマスカットのように香ります。含むと、フレッシュと言うのとはまた少し違う初々しさがあり、綺麗な甘味と僅かな酸味が、今後の楽しみを感じさせてくれます。この若干の酸が、裏ラベルの<保管>につながるのか。

 このお酒を飲んでいると、シーンと静まり返った寺で座禅をしていたときの印象が甦りました。目はうっすらと開いているのに何も見ておらず、音も消えている。

 一喝されスーっと正気に戻るとき、何かを感じたような気がしたが結局わからず、まだ到達できていない領域。そしてその後、自分の子どもたちの未来はどんなだろう?と何故か思い浮かべた。旨いっす。

感想の続き、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ

 裏ラベルには…

皆様の食のシーン・テーブルが、この品と対話して頂くことで、より一層楽しく相乗されることを造り手として願っております。
<酒器>
ワイングラスでお召し上がり頂くと、香り、表情を多岐に感じて頂けると思います。
<温度>
お召し上がり頂く品温にて、表情に多様性を見せて行きます。
<相性>
お料理の相性により楽しみ方の幅が広がります。
<変化>
開栓直後から時間軸と共に印象が変わっていきます。その変化をお楽しみください。
<保管>
保温温度で、熟成のスピードが違って参ります。お手元での保管は冷蔵をお選びいただくと、複数年コンディション良き熟成を見せていきます。
<西暦> 西暦はお米が収穫された年になります。この品にて皆様のその年を思い返して頂くキッカケになれば幸いです。

 とありました。

製造年月:27/12

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」彼の岸(ひのきし) データ

使用米 兵庫県黒田庄町産山田錦30%精米
アルコール度 16度以上17度未満
容量・価格 720ml、10,000円(税別)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」彼の岸(ひのきし)に関するリンク

2016/04/27 醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」彼の岸(ひのきし)(日本酒ブログ)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」別誂(べつあつらえ)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」別誂(べつあつらえ)醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」別誂(べつあつらえ)ラベル

 ラベルは白地に金の箔で枠取りされており、センターに銘柄の醸し人九平次、その上に別誂、純米大吟醸。下には山田錦と落款が押してあります。非常にシンプルです。現在のラベルはセンター上部がくり貫かれ、ビンテージのシールが貼ってあります。
 裏ラベルには…

皆様の食のシーン・テーブルが、この品と対話して頂くことで、より一層楽しく相乗されることを造り手として願っております。
<酒器>
ワイングラスでお召し上がり頂くと、香り、表情を多岐に感じて頂けると思います。
<温度>
お召し上がり頂く品温にて、表情に多様性を見せて行きます。
<マリアージュ>
お料理の相性により楽しみ方の幅が広がります。
<時間軸>
一瓶・一杯の中で、開栓直後から時間軸と共に印象が変わっていきます。その変化をお楽しみください。

 とあります。さて、時間軸による変化はいかに…。

 上立ち香は、比較的華やかでマスカットのように香ります。含むとバランスの良い穏やかな甘味は、酸を感じさせることなくスルリと入ってきます。切れのよさも秀逸。旨いっす。

製造年月:2002/10

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」別誂(べつあつらえ) データ

使用米 兵庫県産山田錦35%精米
使用酵母 協会14号酵母
日本酒度 ±0
酸度 1.7
アルコール度 16度以上17度未満
容量・価格 1.8L、7,718円(税別)
容量・価格 720ml、3,859円(税別)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」別誂(べつあつらえ)に関するリンク

2004/02/11 醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」別誂(べつあつらえ)(日本酒ブログ)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」彼の地(かのち)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」彼の地(かのち)醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」彼の地(かのち)ラベル

 ラベルではなく瓶に直接刻まれておりお洒落です。センターには○九マーク、上部にはサブタイトルの「彼の地」と米を収穫した年。下部に銘柄の醸し人九平次。
 オフィシャルサイトの説明では…

皆様を遥か彼方へお連れしたい。そんな思いを込めました。瓶に記されている西暦は、お米の収穫された年を指します。そして私たちの手により、醸造というプロセスを経て純米大吟醸として生まれました。それからさらに時をうつろい、今ようやくあなたの手元へ届こうとしています。しかしこれで終わりではありません。この「彼の地」はさらなる時のうつろいの中で、理想的な熟成(AGING)を経る可能性を秘めています。複数本お手元に置かれ、時の流れを感じつつ、AGINGを楽しまれるのも一興かと思います。

 とあります。複数本の入手は難しいが、開栓後の変化を楽しみたいと思います。

 上立ち香は穏やかながら、バニラ、バナナ様に香ります。

 含むと、爽やかに感じる酸が好印象で九平次ワールドを思わせるが、最近飲んだ九平次の中では比較的大人占めの酸で上品なイメージ。まるで3年前の別誂を思い出すかのよう。しかしそこは九平次!頼りなさとは無縁で満足感を最後まで楽しませてくれます。旨いっす。

感想の続き、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ

製造年月:2008/12

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」彼の地(かのち) データ

使用米 山田錦40%精米
アルコール度 16度
容量 720ml
価格 3,639円(税別)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」彼の地(かのち)に関するリンク

2008/12/31 醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」彼の地(かのち)(日本酒ブログ)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」協田(きょうでん)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」協田(きょうでん)

 ラベルはホワイトとゴールドで上下に分かれており、下から右上にかけてタイトルの「協田」、左に「赤磐雄町米から生まれて」とタイトルの読み方が平仮名で「きょうでん」と書かれています。力強い題字に目が行くラベルデザインです。

 オフィシャルサイトの説明では…

協(とも)に田を耕すことでこの品は生まれました。「誰と?」赤磐雄町米の専業農家・岩藤英彦さん、そしてJA岡山東赤坂特産雄町米研究会の皆さんです。リリースしている品のお米には責任を持つべく、2014年より稲作期間中、弊社担当スタッフが岡山・赤磐へ移住し、岩藤さんの指導の下、雄町米を協(とも)に育てております。そして2015年より9反(※)の田を任され、最初から最後まで責任をもって育てた雄町米から、この品は生まれています。そんな協田から生まれた雄町米の新たな魅力・可能性を、是非お楽しみいただければ幸いです。

 とあります。雄町米の新たな魅力・可能性、楽しみです。

 上立ち香は、程よく穏やかにカシスを思わせるように香ります。一合蛇の目猪口のヘッドスペース約1cmでも、うっすらとした香りを見つけることができましたが、より堪能したかったので吟醸グラスに移し替えました。鼻腔をくすぐる感覚に思わず笑みがこぼれる。

 含むと…、何とも不思議な旨味体験。九平次の雄町としては大吟醸らしく酸も甘味も控えめながら、安心安定ののある旨味。新政ともまた違う、独特の世界観。メゾピアノから入る甘味は中盤で膨らみ、後半にはピアニッシモ。火入れのはずですが、微妙にガス感。ごくわずかな苦渋もエレガンスの要素として醸成されています。

 もう一度注意深く含む。この不思議感!、これは岡山の奇跡と言われる「桜井日奈子」さんだ。微笑ましい甘味、皆に受け入れられるであろう納得の世界観。旨いっす。

感想の続き、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ

製造年月:29/10

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」協田(きょうでん) データ

使用米 赤磐雄町40%精米
アルコール度 16度
容量 720ml
価格 3,500円(税抜き)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」協田(きょうでん)に関するリンク

2018/03/02 醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」協田(きょうでん)(日本酒ブログ)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」human(ヒューマン)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」human(ヒューマン)醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」human(ヒューマン)ラベル

 ラベルはシャンパンゴールドでセンター上部はくり貫かれビンテージシールが貼ってあります。上から、銘柄の醸し人九平次、特定名称の純米大吟醸、そしてサブタイトルのhuman、最下部に使用米である山田錦と書かれています。

 オフィシャルサイトの説明では…

「男性でも女性でもない。国境や民族や文化でもない。そんな、すべての境界を飛び越えていける日本酒でありたい。」そう志して醸しました。軽やかに、高らかに、笑い声が降り注ぐ。そんな純米大吟醸になりました。

 とあります。軽やかに、高らかに、笑い声が降り注ぐ。そんな純米大吟醸…、楽しみです。

 上立ち香は心地よくライチを思わせるように香ります。結構いい感じに開いてきました。

 含むと、優しい甘味に思わずこぼれる笑顔。九平次らしいエレガントな酸も、奥の方で花びらを巻いてくれています。

 なるほど、これはオフィシャルの方の説明に「軽やかに、高らかに、笑い声が降り注ぐ。そんな純米大吟醸になりました。」とあるように、仲間と飲むと楽しそうです。味わいの方の開栓後の変化は僅かで骨格の確かさのようなものを感じます。これは温度を上げても楽しそうです。旨いっす。

感想の続き、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ

製造年月:27/09

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」human(ヒューマン) データ

使用米 山田錦45%精米
アルコール度 16度
容量・価格 1.8L・5,250円(税抜き)
容量・価格 720ml・2,625円(税抜き)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」human(ヒューマン)に関するリンク

2015/11/04 醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」human(ヒューマン)(日本酒ブログ)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」山田錦

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」山田錦醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」山田錦ラベル

 ラベルは白地に薄墨グレーで使用米の山田がデザインされており、黒の文字で全面にでかでかと銘柄の「醸し人九平次」が趣のある字体で書かれています。センターには使用米の山田錦と銘柄のルビがふってあり、親切です。左に原材料などのデータ。

 EAU DU DESIRとは希望の水と言う意味だそうで、口にしたとき、液体の中から希望というエネルギーを感じてほしい。あなたにとって、自分たちにとって、日本酒がもっとっもっと “幸” 多きものにしたい。との蔵元の想いが込められています。

 上立ち香は非常に穏やかで、何かの小さな花の様に香ります。開栓直後にあった麹の香りは影を潜め、この花はまだまだ開きそうなイメージもあります。

 含むと、胡麻酢レンコンサラダとの相性抜群!。酸が程よくほどけて、まるみのある旨みとなって口中に幕を張ろうとしますがそこまでは至らず、はじくように流れていき収束。これまた開栓直後にあった凹凸のある酸と比べると随分イメージを変えました。収束までの時間が短いので九平次らしい安定感は相変わらずです。旨いっす。

 今回、雄町と山田錦を2種類飲んであらためて感じたことは、そのお酒のもっとも美味しい瞬間を見極め堪能すると言う意味では、ただ開栓して飲めば、その瞬間に高確率で立ち会えるのが易しいお酒とするならば、醸し人九平次は結構難しいということです。開栓後も空気にしっかり触れてからの方が美味しく感じたし、合わせる食事もチーズやバター、酢など味の濃いものの方が、九平次の持つ酸の彩を引き出してくれます。

 洗い流すのか、寄り添うのか、別のものと融合することで異次元に行くのか?。最後の融合がマリアージュと言うことになるのでしょうが、九平次さんの※オフィシャルサイトには、ちゃんとそんな提案もなされています。

感想の続き、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ

製造年月:27/01

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」山田錦 データ

使用米 山田錦50%精米
使用酵母 協会14号酵母
日本酒度 ±0
酸度 1.7
アルコール度 16.0度以上17.0未満
容量・価格 1.8L・3,528円(税別)
容量・価格 720ml・1,764円(税別)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」山田錦に関するリンク

2015/04/11 醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」山田錦2014(日本酒ブログ)

2014/09/10 醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」山田錦2013(日本酒ブログ)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」Le K rendez-vous(ル・カー ランデブー)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」Le K rendez-vous(ル・カー ランデブー)

 ラベルは白地に金のスクエア、センターにタイトルの「Le K」、その下に「rendez-vous」、さらに下に「produit par 醸し人九平次」。上部の切り欠き部分に使用米の収穫年。世界戦略をイメージしたデザインとなっている。

 オフィシャルサイトの説明では…

Kは、醸し人のK。Kは、九平次のK。Kは、黒田庄のK。皆様と巡り合いたい。そんな思いを込めました。

 とあります。この酒に巡り合えた幸せ、楽しみです。

 上立ち香は、穏やかでカシスを思わせるように香ります。先日紹介した協田(きょうでん)より幾分大人しいが、程よい香りです。やはり、この香りをより堪能したかったので吟醸グラスに移し替えました。何故か思い浮かぶ、待ち遠しい夏の情景

 含むと…、不思議な旨味体験Part2。アルコール度数が低い分、確かにライトな印象はあるが、ほのかな酸が九平次らしく肌を焼くようにジリジリとしみ込んできます。甘味も抑えめで、主張しすぎることはなく、酸とのバランスは九平次らしいエレガンス。後半は程よい短めの余韻。

 もう一度注意深く含む。そうか!、先ほど思い浮かんだ夏の情景は、焼かれた葉の夏のにおい。何となくハーブを意識させる複雑さが見え隠れします。しかし決して重いわけではなく、軽快にさばけていくところは湿度の低いすがすがしい夏。旨いっす。

感想の続き、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ

製造年月:29/10

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」Le K rendez-vous(ル・カー ランデブー) データ

使用米 山田錦50%精米
アルコール度 14度
容量 720ml
価格 1,940円(税別)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」Le K rendez-vous(ル・カー ランデブー)に関するリンク

2018/03/09 醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」Le K rendez-vous(ル・カー ランデブー)(日本酒ブログ)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」雄町

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」雄町醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」雄町ラベル

 ラベルは白地に薄墨グレーで使用米の雄町がデザインされており、黒の文字で全面にでかでかと銘柄の「醸し人九平次」が趣のある字体で書かれています。センターには使用米の雄町と銘柄のルビがふってあり、親切です。左に原材料などのデータ。
 裏ラベルは下記のように書かれていました。

<酒器>
ワイングラスでお召し上がり頂くと、香り、表情を多岐に感じて頂けると思います。
<温度>
お召し上がり頂く品温にて表情に多様性を見せて行きます。
<マリアージュ>
お料理の相性により楽しみ方の幅が広がります。
<時間軸>
一瓶、一杯の中で、開栓直後から時間軸と共に印象が変わっていきます。その変化をお楽しみ下さい。

 上立ち香は比較的穏やかで、白桃の様に香ります。実は開栓直後は、麹様の香りが強かったのですが、一日経過しただけですでに印象を変えてます。

 含むと、酸味の押し出しが強めで、土台のしっかりした旨みとなって口中にどっかと座りこみます。この時点では「質実剛健」と言う言葉が思い浮かぶ。しかし、後半は決して重いわけではなくキリっと切れていきます。

 この日のあてはクロダイと金目鯛の粗煮。食が進むほど、最初に感じた強めの酸は薄れていきます。しかし、まだ九平次の方が強いのか?絶妙の組み合わせとまではいきません。この日用意したあては他にもあります。粗煮の汁にジャガイモをスライスしたものにチーズを山盛り、バター、塩、胡椒を放り込み、レンジでチン。これが九平次の感じ方を変えました。チーズを食べた後だからなのか?、酸が溶け込んで感じます。これほど酒の味わいを変えるとは・・・、旨いっす。

感想の続き、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ

製造年月:27/01

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」雄町 データ

使用米 雄町50%精米
使用酵母 協会14号酵母
日本酒度 ±0
酸度 1.7
アルコール度 16.0度以上17.0未満
容量・価格 1.8L・3,308円(税別)
容量・価格 720ml・1,654円(税別)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」雄町に関するリンク

2015/04/08 醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」雄町2014(日本酒ブログ)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」黒田庄に生まれて、

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」黒田庄に生まれて、醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」黒田庄に生まれて、ラベル

 ラベルは若葉色のグランドに金の箔で縁取りがしてあります。左上に山田錦を栽培した場所の緯度と経度の数値(35.037,135.024)。右肩に「九」のデザイン。そして右下にサブタイトルの「黒田庄に生まれて、」が書かれています。センターには何もないのがお洒落です。

 オフィシャルサイトの説明では…

米作りリーダー 金子敦司が中心となり、自分たちだけでつくった山田錦を100%使用しました。黒田庄(くろだしょう)は、私たちが米作りをしている町の名前。ラベルに刻まれた数字は、お米をを栽培した田んぼの、緯度、経度です。

 とあります。

 上立ち香は、穏やかながら心地よく梅を思わせるように香ります。いかにも甘味と酸味へつながりそうな香り。

 含むと、ある一定の枠の中で旨味がふつふつと感じられます。武骨と言うとイメージが悪いか?、野生的な魅力があります。

 大吟醸と言う枠の中なので、質実剛健ながら男酒と言うイメージではなく、可愛らしく甘味と酸味が膨らむ。「すっぴん」といったところか。余韻も酸が仕事をし、適度な伸びを見せつつ収束。

 今まで九平次のお酒を表現してきたような「エレガントな酸」とはイメージが違うが、かといって雑味があるわけではないので嫌みなく旨味を堪能できます。旨いっす。

感想の続き、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ

製造年月:27/09

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」黒田庄に生まれて、 データ

使用米 兵庫県黒田庄町産山田錦50%精米
アルコール度 16度
容量 720ml
価格 2,100円(税抜き)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」黒田庄に生まれて、に関するリンク

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米大吟醸」黒田庄に生まれて、(日本酒ブログ)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」Le K voyage(ル・カー ボヤージ)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」Le K voyage(ル・カー ボヤージ)

 ラベルはグレー地にブルーのスクエア、センターにタイトルの「Le K」、その下に「voyage」、さらに下に「produit par 醸し人九平次」。上部の切り欠き部分に使用米の収穫年。世界戦略をイメージしたデザインとなっている。

 オフィシャルサイトの説明では…

Kは、醸し人のK。Kは、九平次のK。Kは、黒田庄のK。日本酒を楽しむ旅に出て欲しい。そんな思いを込めました。

 とあります。日本酒の旅、楽しみです。

 上立ち香は、穏やかながら熟れたバナナのように香ります。うっすらとではありますが、のようなイメージも混ざる。いかにも旨そうな香りです。

 含むと…、くわっと迫りくる酸。ほのかな甘みを完全に上回るパワフルな酸は、以前飲んだ「件の山田」を思い出します。後半も比較的伸びを見せ、長い余韻も楽しめます。

 もう一度注意深く含む。食が進むと、この酸の変化が楽しめるのも九平次らしさ。特にこの日合わせた牛ロース。焼肉のたれ(甘口)も伴って非常に濃い味わいですが、見事に九平次の酸が支えます。洗い流すよくあるパターンではなく、あくまで調和しています。まるで大量のワサビでも脂の乗った大トロの前には、そのとんがりを失くしてしまったかのよう。面白い!、旨いっす。

感想の続き、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ

製造年月:29/10

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」Le K voyage(ル・カー ボヤージ) データ

使用米 山田錦55%精米
アルコール度 14度
容量 720ml
価格 1,800円(税別)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」Le K voyage(ル・カー ボヤージ)に関するリンク

2018/03/12 醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」Le K voyage(ル・カー ボヤージ)(日本酒ブログ)

季節限定品・特別限定品

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」火と月の間に山田錦

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」火と月の間に醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」火と月の間にラベル

 ラベルはブルーのグラデーションでセンターが少しだけ明るくなっています。黒の文字で全面にでかでかと銘柄の「醸し人九平次」が他のラベルとの統一感を感じます。センターにサブタイトルの「火と月の間に」、その下に使用米の山田錦。左に原材料などのデータ。

 2005年に初めてお燗用の九平次ということで発売され、翌年には秋から冬にかけての定番となったお酒です。
 裏ラベルは下記のように書かれていました。

燗という字を眺めていると、
寒さの厳しい月の輝く冬の夜 あまりの冷たさに思わずお酒を
あたためてしまったのではないかと・・・
私は勝手に想像してしまいます。
これを期に日本酒をあたためるという楽しみ方を是非一度おためし下さい。

 上立ち香は穏やかながら心地よく、コックリと栗を思わせる様に香ります。

 含むと、いかにも温度が上がると旨くなりそうな厚みのある旨み。酸はあるのだが穏やかで甘味に溶け込んでおり美しい。まさにエレガント。

 次に人肌まで燗をつけてみました。先ほどの厚みのある旨みは、むしろ軽快でアグレッシブ。渇いた砂が水を浸み込ませるかのように体に馴染んで、すべりこんできます。溶け込んでいた酸はメリハリとなって口中を踊りだし、楽しく遊んだ後は潔くフレームアウト。旨いっす。

感想の続き、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ

製造年月:26/09

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」火と月の間に データ

使用米 山田錦50%精米
日本酒度 +1
酸度 1.4
アルコール度 15度
容量 1.8L
容量・価格 3,308円(税別)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」火と月の間にに関するリンク

2014/10/17 醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」火と月の間に25BY(日本酒ブログ)

2006/10/27 醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」火と月の間に(日本酒ブログ)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」火と月の間に雄町

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」火と月の間に雄町

 ラベルはグリーンのグラデーションでセンターが少しだけ明るくなっています。黒の文字で全面にでかでかと銘柄の「醸し人九平次」が他のラベルとの統一感を感じます。センターにサブタイトルの「火と月の間に」、その下に使用米の「雄町」。左に原材料などのデータ。

 2014年の秋から、お燗用九平次の雄町ということで発売されました。
 裏ラベルは下記のように書かれていました。

燗という字を眺めていると、
寒さの厳しい月の輝く冬の夜 あまりの冷たさに思わずお酒を
あたためてしまったのではないかと・・・
私は勝手に想像してしまいます。
これを期に日本酒をあたためるという楽しみ方を是非一度おためし下さい。

 上立ち香は、非常に穏やかで明確でないものの、心を落ち着かせてくれるように香ります。後で吟醸グラスに半分移し替え見つけたメロン。いい感じです。

 含むと、ほんのり心地よいライトな甘味。九平次のイメージからすると、もっとパワフルなものを想像していたが、香りからつながるような優しい甘味です。

 もう一度注意深く含む。少しづつ舌が慣れてくるように、甘味が膨らんできます。酸がうまく隠れて何ともエレガント。後半の余韻も短く、表現方法を探しているうちに一合がなくなってしまいました。

 燗もするつもりでしたが、冷酒があまりにも旨いので、今日は冷酒で通します。二杯目にしてようやく見つけた余韻は、小さな可愛らしい白い花。旨いっす。

感想の続き、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ

製造年月:28/09

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」火と月の間に雄町 データ

使用米 雄町50%精米
日本酒度 +1
酸度 1.4
アルコール度 15度
容量 1.8L
容量・価格 3,639円(税別)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」火と月の間に雄町に関するリンク

2016/10/吉日 醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」火と月の間に雄町(日本酒ブログ)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」artisan(あるちざん)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」artisan(あるちざん)醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」artisan(あるちざん)ラベル

 裏ラベルには、「荒川酒店さんとの限定コラボ商品となります」と書かれており、荒川酒店さんのWEBサイトを確認すると、海外向けに造られた「醸し人九平次」を、蔵元に無理を言って当店用にキープしていただいた限定PB商品で、国内初の販売とあります。翌年の2014は数店舗限定で販売されたようです。

 ラベルは海外輸出商品らしく歌舞伎役者がデザインされています。初年度はイエローを基調としたものでしたが、終買となる2014はオレンジを基調としています。

 artisan(あるちざん)はフランス語で職人の意。蔵元の久野九平治さんがフランスへ売り込みに行ったとき、「このお酒は職人の味がする。」と絶賛していただけたと九平治さんにエピソードを語っていただいたのを思いだします。

 上立ち香は比較的穏やかながら心地よく、白桃の様に香ります。

 含むと、海外出荷のイメージから勝手に想像していた酸味は大きくは主張せず、香りとつながりのある甘味の出が心地よい。この辺りはやっぱりエレガント、後半のさばけも良くスッキリと切れていきます。アルコール度の割に優美な甘味ながら、アルコール度らしい上品さ、旨いっす。素晴らしい職人技でした。

感想の続き、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ

製造年月:26/09

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」artisan(あるちざん) データ

使用米 山田錦55%精米
アルコール度 15度
容量 720ml
容量・価格 1,574円(税別)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」artisan(あるちざん)に関するリンク

2015/11/06 醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」artisan(あるちざん)2014(日本酒ブログ)

2014/10/27 醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」artisan(あるちざん)2013(日本酒ブログ)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」うすにごり生酒

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」うすにごり生酒

 ラベルは白地に金の箔で全面に大きく銘柄の「醸し人九平次」。センターに平仮名でうすにごり、その下に印が押され、印の下には銘柄が平仮名で「かもしびとくへいじ」と書かれています。右端に使用米の黒田町産山田錦。

 上立ち香は、穏やかに白桃を思わせるように香ります。このところ飲んでいるお酒が華やかなものが多いので大人しく感じますが、自然で心を落ち着かせてくれるような香りです。

 含むと、おおお、旨い。栓を開けた時の印象でガスのアタックを想定していましたが非常に僅かで、何ともおだやかな甘みと旨味。九平次らしい男性的な酸ではなく優しい女性的な酸なれど、中盤まで美しいピッチを保つ。後半はなだらかに引き上げていきます。

 もう一度注意深く含む、この穏やかな春の日差し細やかな描写。これは広角レンズでとらえた桜の木だ。これまでの九平次のような太目の線ではなく、さらさらとした細かい線シャープな描写。旨いっす。

感想の続き、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ

製造年月:26/09

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」うすにごり生酒 データ

使用米 兵庫県黒田庄町産山田錦
アルコール度 16度
容量 1.8L
容量・価格 3,600円(税別)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」うすにごり生酒に関するリンク

2019/04/02 醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」うすにごり生酒(日本酒ブログ)

終売品

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」出品酒

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」出品酒醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」出品酒ラベル

 はせがわ酒店さんで限定販売された平成14年度の全国新酒鑑評会出品酒です。

 ラベルはエピ柄のエンボス加工が施されている黒地で、全面に大きく赤の箔で銘柄の「醸し人九平次」、センターには特定名称の「大吟醸」と平仮名で「かもしびとくへいじ」と書かれています。左に原材料などのデータ。肩張りには「袋取り斗瓶囲い」で貴重なお酒であることが伺えます。500mlであること意外は外見は下記の「大吟醸」袋取り斗瓶囲いと同じです。

 上立ち香は、比較的穏やかながら心地よくマスカットのように香ります。出品酒と言うことで、華やかなお酒を想像しましたが、ブンブンくることはありません。

 含むと九平次らしい旨味が相変わらずのスペシャル九平次!味吟醸!旨いっス。

製造年月:2003/05

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」出品酒 データ

使用米 兵庫県産山田錦35%精米
使用酵母 協会14号酵母
アルコール度 16度以上17度未満
容量 500ml
容量・価格 3,000円(購入当時)終売

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」別設(べつしつらえ)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」別設(べつしつらえ)醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」別設(べつしつらえ)ラベル

 ラベルはダークブラウンの皮革調で、センターに銘柄の醸し人九平次、その上にサブタイトルの「別設」。最上部には特定名称の大吟醸、下部にはビンテージのANNEE2002と使用米の山田錦。文字はすべて金の箔で書かれています。

 最近の九平次は熟成してこそ、その真価を発揮するといわれているのですが、人気もあることから家庭では中々熟成するまで至りません。そんな中、大吟醸中取りの3年熟成と言う触れ込みで出荷されたこのお酒は非常に楽しみです。

 上立ち香は心地よくバナナ?南国フルーツの様に香ります。

 含むと、さらに香りが鼻腔を駆け抜け九平次ワールドへと突入!。幅のある旨みがこのお酒のメリハリのある輪郭を描いているかのよう。後半はじんわりと引いていく程よい余韻♪。旨いぃーーー。

 中取り大吟醸の3年熟成とのことで、杜氏の名を冠した佐藤彰洋もそうとうコストパフォーマンスに優れるため、他の九平次ファンの評価も気になるところです。

感想の続き、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ

製造年月:H17/12

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」別設(べつしつらえ) データ

使用米 山田錦40%精米
使用酵母 協会14号酵母
日本酒度 +4
酸度 1.6
アルコール度 17度以上18度未満
容量 720ml
価格 5,000円(税抜き・購入当時)終売

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」別設(べつしつらえ)に関するリンク

2005/12/31 醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」別設(べつしつらえ)(日本酒ブログ)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」EYE collection

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」EYE collection醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」EYE collectionラベル

 ラベルは自然な質感で、横方向に繊維が流れています。額縁の柄のように縁取られお洒落です。センターにはサブタイトルのEYE、その上に銘柄の醸し人九平次。下部にはcollection 2005と米の収穫年のビンテージが書かれています。

 裏ラベルには…

「袋取り」とは、発酵終了のモロミを袋にとり、そして吊るし一切加圧せず、重力により、搾る手法をいいます。これは、モロミが日本酒に生まれ変わる瞬間です。雫するその一滴一滴を眺めていると、「澄んだ瞳」に吸い込まれる錯覚に陥ってしまいます。

 とあります。なるほどその澄んだ瞳から来るEYE collectionなんですね。

 上立ち香は穏やかながら南国フルーツ様に香ります。

 含むと、密集したきめ細やかな引き締まり感を見せたかと思うと、逆のイメージともとれるような熟成からくるような丸みをも表現してきます。引き際は鋭すぎることも無く、やや余韻を残しつつ収束。旨いっす。

記:2007/01/05

購入:2006/12/30

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」EYE collection データ

使用米 山田錦40%精米
使用酵母 協会14号酵母
日本酒度 +4
酸度 1.6
アルコール度 17度以上18度未満
容量 720ml
価格 5,000円(税抜き・購入当時)終売

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」佐藤彰洋離見の見

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」佐藤彰洋離見の見醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」佐藤彰洋離見の見ラベル

 ラベルはダークグレーのグランドにセンターに白の文字で杜氏さんの名前「佐藤彰洋」と書かれています。右に九平次、左下には平仮名で「さとうあきひろ」とルビがふってあり、印が押されています。非常にシンプルなものとなっています。肩貼りに御点前大吟、その下に離見の見と書かれたシールが貼ってあります。

 上立ち香は穏やかながら芳香感のある香り。

 含むとキリリと引き締まった、何とも癖のない綺麗な辛口でスパンと切れ、気品を感じる。あれ?こんな酒だったっけ?ともう一度含むと一変、何とも朗らかな笑顔の佐藤杜氏が思い浮かぶように、優しい甘味が膨らんでくる。徐々に徐々に出てくる旨み。ん~旨いっす。

 裏ラベルには…

拝啓
 私と杜氏の佐藤は、召し上がって頂いた時に「気品」「優しさ」「懐かしさ」を感じる日本酒となるよう、志をもって「醸し人九平次」をスタートしました。手前みそではありますが、年を追う毎に、彼の造り手としてのスタイルが確立されてきているのではないかと思っております。
 本品はそんな彼の人となりを感じて頂きたく、その年仕込んだ大吟醸の中でも「佐藤本人」が最も気に入ったものを選び出し、彼の名をお酒に入れ込みました。
 「造り手の御点前」をお楽しみいただければ幸いです。
敬具
当主 久野九平治
追伸 「離見の見」とは、固定観念にとらわれず、あぐらをかくことなく、常に一歩離れたところから全体を見る”離見”の心を失わない、そして己を知るという意味を持っています。

 と書かれていました。

感想の続き、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ

製造年月:H18/06

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」佐藤彰洋離見の見 データ

使用米 山田錦40%精米
使用酵母 協会14号酵母
日本酒度 +4
酸度 1.6
アルコール度 17度以上18度未満
容量・価格 1.8L・6,000円(税別・購入当時)終売
容量・価格 720ml・3,000円(税別・購入当時)終売

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」佐藤彰洋離見の見に関するリンク

2006/10/17 醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」佐藤彰洋離見の見17BY(日本酒ブログ)

2004/11/02 醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」御点前大吟中取り佐藤彰洋(日本酒ブログ)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」袋吊り斗瓶囲い

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」袋吊り斗瓶囲い醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」袋吊り斗瓶囲いラベル

 ラベルはエピ柄のエンボス加工が施されている黒地で、全面に大きく赤の箔で銘柄の「醸し人九平次」、センターには特定名称の「大吟醸」と平仮名で「かもしびとくへいじ」と書かれています。左に原材料などのデータ。肩張りには「袋取り斗瓶囲い」で貴重なお酒であることが伺えます。720mlであること意外は外見は上記の「大吟醸」出品酒と同じです。

 上立ち香は、南国フルーツを思わせるように香ります。

 含むと、引き締まった酸からくる甘味、旨みの押し出しが適度に押し寄せ、引いていきます。下記の無濾過無加水より引き締まって感じるものの、この押し寄せる旨みは九平次そのもの。旨いっす。

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」袋吊り斗瓶囲い データ

使用米 兵庫県産山田錦40%精米
使用酵母 協会14号酵母
日本酒度 +5
酸度 1.4
アルコール度 17度以上18度未満
容量 1.8l・7,000円(税別・購入当時)終売
容量・価格 720ml・3,500円(税別・購入当時)終売

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」無濾過無加水

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」無濾過無加水醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」無濾過無加水ラベル

 ラベルは黒地に全面に大きく赤の箔で銘柄の「醸し人九平次」、センターには特定名称の「大吟醸」と平仮名で「かもしびとくへいじ」と書かれています。左に原材料などのデータ。肩張りには「無濾過無加水」と書かれており、出来たままの真っ向勝負であることが伺えます。

 空気に良く触れさせてからの方があきらかに美味しいことが多い九平次と言う事で、デキャンタしていただきます。

  上立ち香は先日いただいた醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」佐藤彰洋と同じ印象の果実香が心地よい。以前より香りが高くなった印象。

 含むとほのかな甘味と比較的主張する酸味が面白い。後半でわずかに感じる辛味がスパイシーでこれまた面白い。

 昨晩はポテトベーコンとえびマカロニクリームの二種類のグラタンでしたが、このチーズが焼けた香ばしさにも、久平次はマッチしていました。

感想の続き、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ

製造年月:H16/10

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」無濾過無加水 データ

使用米 兵庫県産山田錦40%精米
使用酵母 協会14号酵母
日本酒度 +5
酸度 1.4
アルコール度 17度以上18度未満
容量 720ml
容量・価格 2,250円(税別・購入当時)終売

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」無濾過無加水に関するリンク

2004/11/06 醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」無濾過無加水(日本酒ブログ)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」おりがらみ

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」おりがらみ醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」おりがらみラベル

 ラベルは黒地に全面に大きく赤の箔で銘柄の「醸し人九平次」、センターには特定名称の「大吟醸」と平仮名で「かもしびとくへいじ」と書かれています。左に原材料などのデータ。肩張りには「おりがらみ」と書かれております。

 このお酒も上記と同様に空気に良く触れさせてからの方があきらかに美味しいことが多い九平次と言う事で、デキャンタしていただきます。

 上立ち香は穏やかに心地よく、白桃のように香ります。

 含むと、旨味ぃ~!。まさに旨みが凝縮されたような感じですが、決して重過ぎるわけではありません。後半は後切れよく速やかに引き上げていきます。

製造年月:H16/10

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「大吟醸」おりがらみ データ

使用米 兵庫県産山田錦40%精米
使用酵母 協会14号酵母
日本酒度 +4
アルコール度 17度以上18度未満
容量 1.8L
容量・価格 4,500円(税別・購入当時)終売

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」件の山田

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」件の山田醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」件の山田ラベル

 ラベルは黒地にグレーの文字で全面に大きく銘柄の「醸し人九平次」が趣のある字体で書かれています。センターにはサブタイトルの「くだんのやまだ」が平仮名で書かれており、その下には印が押しております。肩ラベルには特定名称の純米吟醸とサブタイトルの「件の山田」が書かれています。

 山田錦で醸した純米吟醸をお求め安くとのコンセプトだそうで、税込み三千円以内で購入できます。

 上立ち香はひっそりとほのかーに香ります。

 含むと非常に力強い鮮烈な酸味が飲み応えを演出している。もう少し飲み口の柔らかさと言うか、すべるような感じを求めて燗にしてみました。幾分か甘味も増し久平次らしい印象も出てきましたが、このお酒はもう少し寝かせるともっと良くなるのかな?。あるいは空気に触れてどう変わるのかも気になるお酒ですので、数日後が楽しみです。

感想の続き、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ

製造年月:16/05

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」件の山田 データ

使用米 山田錦55%精米
使用酵母 協会14号酵母
日本酒度 ±0
酸度 1.7
アルコール度 16.0度以上17.0未満
容量 1.8L
容量・価格 2,850円(税別)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」件の山田に関するリンク

2004/06/20 醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」件の山田(日本酒ブログ)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」五百万石

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」五百万石

 ラベルはエピ柄のエンボス風、ミントグリーンのグランドに銀の箔で全面に大きく銘柄の「醸し人九平次」と書かれています。全体を通して統一感のあるラベルで好感が持てます。センターには特定名称の純米吟醸と平仮名で「かもしびとくへいじ」と書かれており、印が押してあります。

 現在この五百万石は終売しておりますが、九平治氏は酒米によるカテゴリー分けを考えているので、今後復活することもあるかもしれません。

 上立ち香は穏やかです。

 含むと粘度があるかのような甘味が九平次らしいが、その後は比較的あっさりと引いていきます。九平次としては酸は弱めなんでしょうか?、好みの引き際、旨いっす。

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米吟醸」五百万石 データ

使用米 五百万石50%精米
使用酵母 協会14号酵母
アルコール度 16.0度以上17.0未満
容量 1.8L
容量・価格 2,600円(税別)終売

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「吟醸」吟山田錦50赤ラベル

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「吟醸」吟山田錦50赤ラベル醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「吟醸」吟山田錦50赤ラベルラベル

 ラベルは赤のグランドに黒の文字で全面に大きく銘柄の「醸し人九平次」と書かれています。センターにはサブタイトルの「吟山田錦」と書かれていますが後に吟醸山田錦に変わりました。その横には銘柄が平仮名で書かれており、その下には印が押しております。左には原材料などのデータ。

 山田錦で醸した大吟醸レベルのお酒が3,000円で買えるということもあり、非常に良く飲んでいたアイテムです。

 上立ち香は心地よく華やかに香ります。

 含むと穏やかな含み香が、旨み酸味と絶妙なバランスを保ち、中盤から後半にかけてもじんわりとした旨みが満足感を演出してくれます。最後は綺麗に引いていきます。完成度の高さを感じさせてくれます。旨いっす。

感想の続き、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ

製造年月:03/06

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「吟醸」吟山田錦50赤ラベル データ

使用米 山田錦50%精米
使用酵母 協会14号酵母
日本酒度 +3
酸度 1.6
アルコール度 16.0度以上17.0未満
容量 1.8L
容量・価格 3,000円(税別)終売

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「吟醸」吟山田錦50赤ラベルに関するリンク

2004/07/07 醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「吟醸」赤ラベル(日本酒ブログ)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「吟醸」五百万石うすにごり

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「吟醸」五百万石うすにごり醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「吟醸」五百万石うすにごりラベル

 ラベルは白地に金の箔で全面に大きく銘柄の「醸し人九平次」と書かれています。センターに平仮名でうすにごり、その下に印が押されています。右端に特定名称の吟醸と使用米の五百万五区。左端には原材料などのデータ。

 同じ五百万石でも、ミントグリーンラベルは50%精米の純米吟醸なのに対し、こちらは55%精米でアル添してあり、うすにごりです。

 上立ち香は心地よくバナナや南国フルーツの様に香ります。

 含むと、ほのかな炭酸が心地よく、とてつもない甘味と酸味のメリハリは、太陽の恵み溢れんばかりの果実を思わせてくれます。これぞまさに九平次ワールド。旨いっす。

感想の続き、購入先(販売店)情報は下記リンクの日本酒ブログへ

製造年月:20/01

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「吟醸」五百万石うすにごり データ

使用米 五百万石55%精米
使用酵母 協会14号酵母
日本酒度 +2
酸度 1.8
アルコール度 16.0度以上17.0未満
容量・価格 1.8L・2,500円(税別・購入当時)終売
容量・価格 720ml・1,250円(税別・購入当時)終売

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「吟醸」五百万石うすにごりに関するリンク

2008/07/11 醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「吟醸」五百万石うすにごり19BY(日本酒ブログ)

2007/08/31 醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「吟醸」五百万石うすにごり(日本酒ブログ)

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米」

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米」

 ラベルはモカ茶色のグランドに銀の箔で全面に大きく銘柄の「醸し人九平次」と書かれています。センターに特定名称の純米、その横には平仮名で銘柄の醸し人九平次。その下には印があります。

 五百万石55%精米の純米ですが、後に「純米吟醸」無濾過としてもこのスペックで出荷されております。その時にはラベルの文字の色が銀箔ではなく、黒となっておりました。

 九平次らしい、甘味旨み十分なお酒に仕上がっております。

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「純米」 データ

使用米 五百万石55%精米
使用酵母 協会14号酵母
日本酒度 ±0
酸度 1.7
アルコール度 16.0度以上17.0未満
容量 1.8L
価格 2,400円(税別)終売

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「本醸造」

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「本醸造」

 ラベルはスカイブルーのグランドに銀の箔で全面に大きく銘柄の「醸し人九平次」と書かれています。センターに特定名称の本醸造、その横には平仮名で銘柄のかもしびとくへいじ。その下には印があります。

 五百万石55%精米のですが、後に「純米吟醸」無濾過としてもこのスペックで出荷されております。その時にはラベルの文字の色が銀箔ではなく、黒となっておりました。

 九平次らしい、甘味旨み十分なお酒に仕上がっております。

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)「本醸造」 データ

使用米 五百万石55%精米
使用酵母 協会14号酵母
日本酒度 +3
酸度 1.4
アルコール度 15.0度以上16.0未満
容量 1.8L
価格 2,200円(税別)終売

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)グッズ

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)前掛け

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)前掛け

 H16年10月09日
酒のきまたさんリニューアルオープン記念
醸し人九平次試飲会記念品
醸し人九平次前掛け

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)Tシャツ

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)Tシャツ

 「醸し人九平次」Tシャツ

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)バンダナ

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)バンダナ

 醸し人九平次ロゴ入りバンダナをGETしました。

醸し人九平次(かもしびとくへいじ)株式会社萬乗醸造に関するリンク

株式会社萬乗醸造さんオフィシャルサイト

2007年10月27日 醸し人九平次(かもしびとくへいじ)-萬乗醸造蔵見学

2003年01月25日 萬乗醸造さん蔵見学

関連記事

このサイトは日本酒好きによる個人サイトです。酒類の販売(通販)はしておりません。

コメント

  1. akira_yukinosake yukinosake より:

    2016/10/01 BSフジ、酒旅~そのSAKEに逢いにいく。17:00~17:55、酒造りの天恵の地で出逢う、醸し人久平次・國盛の旅。

  2. akira_yukinosake yukinosake より:

    2016/07/23 BSフジ、酒旅、ナビゲーターのあおい輝彦氏が醸し人九平次の萬乗醸造を訪問。